〔020〕吾妻山 (2,035m)
2003年07月23日(当時54歳)
  初夏のまとめ登り、最後の山として帰り道にある吾妻山に登る。白布温泉から天元台
ロープウエイ、リフト3本(往復共通券2700円)を乗り継ぎ登山口へ。
登山口からカモシカ台までは樹林帯の滑り易い登山道を進む。 カモシカ台では展望が開け、
中大嶺の巻き道を進むと湿地帯への下りとなる。湿地帯では木道が設置してあり歩き易く、
周りは高山植物で一杯だ。 ここで老年の人からチングルマの由来、メカニズム(?)を習う。
更に登ると次の湿地帯が現れ、高山植物群が迎えてくれる、普段、花に目をくれない相棒
N氏も盛んに花の写真を撮りだす。 展望の利く梵天岩を過ぎ、樹林帯を進むと急に広々した
所に出て、そこが天狗岩の名称の場所と判る。
ロープウエイ駅から1時間50分で山頂に着く。
展望の利かない山頂では写真だけ撮って、梵天岩まで降りて昼食とする。下りもゆっくり花の
写真を撮りながら歩くが、カモシカ台からは走る様に下りてしまう、早く降りる病気を治さなくては。
平日なのでロープウエイはガラ空き状態。
ひと登りすると前方が開けるが、ここからはまだ ”西吾妻山”は見えていない。
”西吾妻山”は ”梵天岩”を越えていかねばならない。
湿地帯には池塘が点在し、植物保護の木道が伸びていた。 一帯がお花畑になっていた。
ピンクの ”シャクナゲ”が咲いていた。
”花とおじさん”を演じるが完全にやらせである。
後に見える ”カモシカ台”から下って来た。
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ロープウエイとリフトを3本を乗り継いで手を抜く。
湯元駅にある案内板、”カモシカ台”まで行く人は多い様だ。
散策地図は画像をクリックで拡大します。
リフト降り口からは自力で(?)頑張る。
湿地帯の ”池塘群”の廻りには ”ワタスゲ”の花が広がっていた。
”アズマシャクナゲ”
”チングルマの花”
”チングルマの種”
樹林帯の登山道から行き成り広々した ”天狗岩”に出る。
”天狗岩”から穏やかな樹林帯を歩いて、RW乗り口から、
2時間10分にて ”西吾妻山”(2,035m)に着く。

山形県米沢市大字関

標高差:235m
Road Map :R459沿いの桧原湖から県道2号線に入り、湯元R・W駅に向かう。
Route Map:本日、2山目なのでズルして、天下台へのR・Wとリフト3機を乗り継ぐ。
2003年度の東北の山遠征
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日本百名山』 山頂からは展望が無く面白い山ではなかったが、途中の池塘群ではお花畑を楽しめた。
あずまやま
深田久弥著の「日本百名山」から
  一口に吾妻山と呼んでも、これほど漠然としてつかみどころのない山もあるまい。
福島と山形の両県にまたがる大きな山群で、人はよく吾妻山に行ってきたというが、
それは大抵、この山群のほんの一部に過ぎない。
湿原帯には新しい木道が伸びており、ゆったりと散策が楽しめた。
”ミヤマリンドウ”
”ミヤマリンドウ”
”西吾妻山”はピーク感がまったく無く、周囲を樹林で囲まれ展望も
まったく無かった。 これでも日本百名山? がっかり山であった。
天気に恵まれなかったのは残念であったが、4日間で
7山の日本百名山の予定を無事消化出来て帰路に着く。
2023年10月13日改定